診療案内

むし歯の進行 Caries

C1 浅在性のむし歯

とくに痛みやしみるといった症状はありません。しかしむし歯は始まっています。歯の表面が白濁(白い斑点)してくる場合もあります。むし歯がエナメル質でとどまり、まだ象牙質までには到達していません。

C2 深在性のむし歯

むし歯が象牙質にまで到達した状況です。最初は冷たいものがしみるという症状があります。さらに進むと熱いものまでしみるようになります。熱いものがしみだしたらかなりむし歯が進んできたと自覚した方が良いです。むし歯の入り口が小さく、中へ進むにつれて放射状に大きくむし歯になっているときもあります。

C3

痛みがはっきりわかる状態です。むし歯が進行して歯髄にまで到達した状況です。歯に大きな穴があき、歯髄にまでむし歯が到達した状況です。歯髄をとり除くため、何回かの治療が必要となります。

C4

痛みはなくなります。歯の上の部分が崩壊して根っこだけになります。神経が死んでしまうため痛みを感じないことがあります。細菌が神経の管を通って根っこの中、又は根っこの外(骨=歯槽骨)にまで到達してしまい、化膿して腫れることがあります。治療回数が増えたり、時には抜歯が必要となることがあります。

小児歯科 Pediatric

0歳~12歳頃までは乳歯が存在する年齢ですが、この時期は将来永久歯列期を迎えるまでの大切な準備期間です。 そのため個々の乳歯をしっかり管理していくことはもちろん、永久歯列期を迎えるまでに、歯の保存の重要性やいろいろな病症とそれが及ぼす影響についてなど、お子様本人とご父兄の方々にも理解していただき、認識を高めること、そしてそのために大切な口腔管理を習慣にすることが求められるのが小児歯科です。

ここで助けとなるのがご父兄の方々の、お子様に対するモチベーションです。例えば治療をされたお子様に「痛かった?」と声をかけるのではなく「よく頑張ったね」と誉めてあげたりすることがとても大切なのです。理想的には、小児期において十分な管理が成されていれば、永久歯列期を迎えた時はメンテナンスのみで治療が必要なくなるわけです。

口腔外科 Oral surgery

口のなか、顎、お顔、その隣接した組織に関しての疾患を扱う診療です。埋まってしまっている親知らずで神経が近く、抜歯後麻痺が考えられる症例、全身疾患のため全身管理が必要な方は大学病院をご紹介しております。埋まっている親知らずはほとんどのケースを院長 飯田が抜歯しております。

  • (1) 抜歯(保存ができない歯・親知らず・矯正による便宜抜歯)
  • (2) 顎(顎関節症ー音が鳴る・顎が痛い・開かない)→プロテクションスプリントを夜間・お休みの日などにつけてもらい治療します。
  • (3) 口内炎(お薬をつける・レーザーで処置)
  • (4) インプラント治療の前準備(骨造成)
  • (5) インプラント治療

矯正歯科 Orthodontic

日本でも近年、見た目の為の矯正治療ではなく「歯並びを整える事による機能回復の重要性」が認識されるようになりました。歯並びが悪いと、歯ブラシが完全に行き届かず、食べかすがたまり虫歯、歯周炎、歯周病等の原因となります。また、咬み合わせに狂いが生じる事で顎関節や顔貌等に影響する事もあります。矯正治療では保険を使うことができませんが、費用についての質問や簡単な相談でも構わないので、悩まないでお気軽にご相談ください。

叢生(抜歯症例)

上顎、下顎ともに歯が重なり合っている患者さんです。叢生の原因には色々ありますが、最も多いのはアゴが小さすぎることによって歯が並ぶスペースが足りなくなることです。上下第一小臼歯を抜歯してでこぼこを改善しています。

上顎前突(出っ歯)

上顎の歯が前方にとび出している患者さんです。上顎第一小臼歯を抜歯して前方に出ている歯を後方に引っ込めています。

受け口

下顎が大きく、下の歯が前に出ています。上顎の前歯を前方に出して噛み合わせを改善しています。

メンテナンス Maintenance

患者様1人1人に合った治療を進め、治療が終了した際には、それでおしまい(飯田の高校生の時の経験談の様に)ではなく、治療が終了した状態を維持させていく、長く維持させていくということをメンテナンスといいます。世界においても、メンテナンスを持続するか持続しないかで、その後の歯の喪失に関わってくるということが立証されております。メンテナンスによって病変の発生の防止、既存の病変の進行の防止、処置後の病変再発の防止をすることができます。

メンテナンスの間隔

最大には3か月間隔のメンテナンスとさせていただいております。

(1)どうしてもブラッシングの不得手な個所があるとすると、歯垢が蓄積し、歯石へと変化していきます。そして歯肉の中で3か月を超えてくると、細菌の菌叢が変化してきます。その変化するかしないかの時期に歯石を除去することにより、治療の終了時期に戻すことができます。(細菌学的見地より)

(2)咬み合わせが永遠にずれてこないという人間はこの世に存在しません。この咬み合わせのずれにより天然歯は表面が剥がれ、むし歯になり易くなります。詰め物は歯との境に溝ができてきて新たなむし歯になります。かぶせ物はすり減り、ズルズルの咬み合わせになり、穴が開いてきます。つまりこのズレを無くします。(物理的見地より)

そして治療のゴールを末永く私達と一緒に保っていきます。もし何かが起こっても、早期発見・早期治療で小さい範囲、短い期間で元に戻していきます。

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